バーデン大賞と2歳重賞Zukunftsrennen
9月2日(日)にバーデンバーデン競馬場でバーデン大賞と2歳重賞Zukunftsrennenが行われました。
バーデン大賞はすでに日本でも報道されている通り、イギリス調教馬のBest Solution(ベストソリューション)が制しました。2着もイギリス調教馬のDefoe(デフォー)。3着はドイツのIquitos(イキートス)でした。
ベストソリューションはベルリン大賞に続き独G1を2連勝。今後はオイロパ賞へ向かうかと思いましたが、こちらの記事によると、オーストラリアのコーフィールドCやメルボルンCが目標とのことです。
1番人気はデフォーでした。実力は評価されていましたが、5月末のゴールドC以来の実践が響いたのかもしれません。ここを使って凱旋門賞へ向かうという調教師の談話をレーシングポストの記事で見かけました。
3着のイキートスはドイツ勢の意地を見せました。直線に入ってからの脚は目を引くもので、そのまま突き抜けるかと思われました。調教師の話では「仕掛けが早かった」とのことで、力負けとは思っていないようです。今後はオイロパ賞ではなく「ベルリンやミュンヘンといったオプションがある」と話しているので、10月3日(水)にベルリン・ホッペガルテン競馬場で行われるドイツ統一賞(G3)を使ってから11月1日(木)にミュンヘン競馬場で行われるバイエルン大賞(G1)を目指すのではないでしょうか。
また、第4レースは2歳重賞のZukunftsrennen(1400m)でした。2戦2賞のSea The Moon産駒のMan On The Moonの走りが注目されましたが、このレースを制したのはもう一頭のSea The Moon産駒のQuest The Moonでした。前走はデビュー戦で2着で、ここでは4番人気でしたが、アイルランドのO.マーフィー騎手に導かれて接戦をものにしました。