2番人気 Colomano ケルン競馬場での独ダービートライアル制す

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11日(日)にケルン競馬場で行われた独ダービートライアル Oppenheim-Union-Rennen(2200m, G2, 3歳)は、2番人気の Colomano が制しました。Colomano はこれで重賞2勝目。鞍上の Helfenbein 騎手は同馬にテン乗りでしたが、ロスのない見事な騎乗でした。

Helfenbein 騎手は2014年、Sea The Moon の主戦として独ダービー直前まで3戦3勝でしたが、落馬の影響を懸念されて、独ダービーではスミヨン騎手に乗り替わったという苦い経験があります。その独ダービー本番、Sea The Moon は日本でも報道されるほどの圧勝。その勝利を関係者と喜ぶ Helfenbein 騎手の姿がありましたが、心中は複雑だったことでしょう。Sea The Moon は次走のバーデン大賞ではC.デムーロ騎手鞍上で2着となり、その後故障により引退しました。

Colomano は次走、もちろん独ダービーに出走しますが、代打で結果を出した Helfenbein 騎手が再び手綱をとるか、M.Klug 厩舎の主戦である A.de Vries 騎手(落馬による負傷中)にバトンが渡されるか、注目が集まります。

公式の記事によれば、Helfenbein 騎手は「ぜひダービーで騎乗したい。Colomano は私の中で独ダービーの本命だ。」と語ったようです。

2着の Windstoß も粘り強い競馬をしました。前走で激しい落馬事故があったにも関わらずこれだけの競馬ができるというのは、地力がある証拠でしょう。3着の Northsea Star も浅いキャリアながら健闘しました。大舞台で期待できる血統なだけに、本番での激走も期待できます。1番人気の Warring States(ハクサンムーンの半弟)は、一瞬良い脚を見せましたが伸びきれず4着。期待を裏切る結果になってしまいました。

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