Ito(イトウ)も引退 腱の故障が判明

昨年のバイエルン大賞 Grosser Preis von Bayern(2400m, G1, 3歳上)を制し、ジャパンカップにも出走した Ito(イトウ、父 Adlerflug)が腱の故障により引退します。

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今年は5月に Gerling-Preis(2200m, G2. 4歳上)を制し、順調な滑り出しでしたが、その後2戦は精彩を欠きました。前走のフォワ賞では2着と健闘し、復調ぶりをアピールしていました。その矢先の故障ということで、非常に残念です。

種牡馬としての繋養先はこれから決まるとのことです。

公式の記事はこちらです。

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Savoir Vivre ドイツ国内でもう一戦の可能性も

凱旋門賞で8着と敗れた Savoir Vivre(サヴォワヴィーヴル)について、Carvalho 師は「ジョッキーはよく乗った。まだ馬が若い。状態が良いようなら国内でもう一戦することができる。」と語っています。

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11月にバイエルン大賞 Grosser Preis von Bayern(2400m, G1, 3歳上)があるので、もう一戦するとなればここでしょう。もし Savoir Vivre が出走するとなれば、豪華なメンバーになるかもしれません。

GaloppOnline.de の記事はこちらです。

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今年の独ダービー馬 Isfahan 引退、種牡馬へ

今年の独ダービーを制した Isfahan(父 Lord Of England) が引退し、種牡馬入りすることが決まりました。

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独ダービー後、蹄に慢性的な問題を抱えていたとのことです。独ダービーで接戦を演じた Savoir Vivre が凱旋門賞で8着となっており、Isfahan への期待も高かっただけに残念です。

公式の記事はこちらです。

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Savoir Vivre 凱旋門賞8着 10月1~2日の仏競馬結果

2日(日)の凱旋門賞に出走した Savoir Vivre は16頭立ての8着でした。

前からも後ろからも競馬ができる自在性をもつ馬ですが、スタートで後手を踏み、後方からの競馬を余儀なくされたのは痛手でした。それでも直線でインをついて順位を押し上げて8着。それでも Harzand、Left Hand、マカヒキに先着し、3歳馬で最先着という結果でした。

1日(土)には、2頭のドイツ馬がシャンティイ競馬場で素晴らしい競馬を見せました。

Prix Chaudenay(3000m, G2, 3歳)に出走した Moonshiner は Doha Dream に僅差で敗れはしたものの、直線でのデッドヒートは見ごたえがありました。

Moonshiner は6月に独ダービートライアルを勝利して以来、フランスの重賞で3戦1勝2着2回と安定した結果を残してます。今後も長距離路線での活躍が期待されます。

Prix Dollar(2000m, G2, 3歳上)には Potemkin が出走し、見事に勝利しました。

G1の常連である Zarak(3着)が人気を集めていましたが、堂々と Potemkin が抜け出し完勝。やはり中距離で高いポテンシャルをもっています。来年は1800~2000mのレースを選択し、G1勝利を狙うことでしょう。

A.Suborics 騎手 A.Löwe 師の厩舎引継へ

日曜日に74歳となる A.Löwe 師は、これまでに1181勝を挙げた名伯楽ですが、A.Suborics 騎手に厩舎を譲るとの記事がこちらに出ています。

今後はアドバイザーとして Suborics 騎手を支える立場になるとのことです。

Löwe 師の輝かしい実績はこちらでご覧になれます。近年では Lucky Lion を管理し、G1ダルマイヤー大賞等を制していました。

Savoir Vivre 凱旋門賞での鞍上は F.Tylicki 騎手

10月2日(日)に行われる凱旋門賞に出走するドイツの Savoir Vivre の鞍上が F.Tylicki 騎手に決まりました。

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前走のドーヴィル大賞で手綱をとった M.Guyon 騎手は Left Hand に騎乗する見込みで。前々走の独ダービーでコンビを組んだ Tylicki 騎手に白羽の矢が立ちました。

独ダービーでは僅差の2着。能力を開花させるきっかけとなったレースで手綱をとっていた Tylicki 騎手だけに、頼もしい存在です。

以下のレース動画は、デビュー戦、独ダービー(2着)、ドーヴィル大賞のものです。

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Nightflower オイロパ賞を連覇

25日(日)にケルン競馬場で行われたオイロパ賞 Preis von Europa(2400m, G1, 3歳上)を制したのは、1番人気の Nightflower でした。鞍上はシュタルケ騎手。

Nightflower は道中は4番手に待機し、直線で大外へ。内から伸びた Red Cardinal と Kasalla を振り切り、見事にオイロパ賞連覇を達成しました。

P. Schiergen 師によると、「再び外国遠征をしたいと考えている。オーナーが望めば、ジャパンカップの可能性もある。」とのことです。昨年のジャパンカップでは勝ち馬から差のない競馬だっただけに、力を出し切れば勝ち負けが期待できるでしょう。

公式の記事はこちらです。

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