Isfahan 独ダービーを制す

10日(日)にハンブルク競馬場で行われた独ダービー 147. Deutsches Derby(2400m, G1, 3歳)を制したのは単勝オッズ16.8倍の Isfahan でした。

Isfahan は2歳時に重賞を制し、その後サンクルー競馬場での2歳G1 Critérium de Saint-Cloud に挑戦。6着に敗れましたが、今期初戦となったミュンヘンでのG3戦 Bavarian Classic を快勝し、伊ダービーで5着となるなど、実力は評価されて然るべき存在でした。

2着は僅差で Savoir Vivre。凱旋門賞への登録がある3歳馬として当サイトでも紹介してきましたが、ここ3戦は不振が続いていました。大一番で底力を発揮するあたり、これからも見逃せない存在です。

1番人気の4戦4勝 Boscaccio は終始外を回る苦しい展開で、8着と大敗を喫しました。当日はかなり重い馬場で、早々に手応えが怪しくなってしまう展開となりました。

なお、ダービーで1、2着となった  D.Vargiu 騎手と F.Tylicki 騎手は、直線での鞭の使いすぎにより賞金の75%を返上せざるを得なくなり、さらに D.Vargiu 騎手は2000ユーロの罰金、F.Tylicki 騎手は4日間の騎乗停止となりました。記事はこちらです。

ゴール前の実況は完全に Savoir Vivre が勝つような内容でしたが、Isfahan の素晴らしい勝負根性により迷実況となりました。ちなみに2012年の独ダービーも迷実況で、Novellist の勝利を願うかのような実況の中、Pastorius が外ラチ沿いからまとめて差しきったのです。(下記動画参照)

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