日本で活躍するドイツの血
11日(日)に阪神競馬場で行われた阪神ジュベナイルフィリーズを制したソウルスターリングの母 スタセリタ(Stacelita)は、父 Monsun、母 Soignee(父 Dashing Blade)というドイツでおなじみの血統です。こちらの記事では、「フランケルの勝利にドイツの血が貢献」というタイトルで、ソウルスターリングの血統に触れています。
また、4日(日)に阪神競馬場でデビューしたサロニカの母は、2012年に独オークスを制したサロミナ(Salomina)です。ディープインパクトを父にもつサロニカは、1番人気に応えてデビュー勝ちを果たしました。
ジャパンカップに毎年のようにドイツ馬が参戦し、シュタルケ騎手が短期免許で来日を続けるなど、ドイツと日本の競馬の接点が大きくなりつつある印象です。
ドイツでのジャパンカップ報道
今週は日本の関東地方で降雪があり、その様子がドイツでも公式サイトで報じられました。
Iquitos(イキートス)は絶好の枠を引いた一方で、Nightflower(ナイトフラワー)は不運にも外枠であるという記事も載っており、2400メートルで外枠は不利だろうと見られています。
オッズとしては大穴という扱いの2頭ですが、力を出し切ることを願っています。
JRAのジャパンカップ特設サイトではドイツ馬2頭のプロフィールが掲載されており、これでドイツ競馬に興味をもつファンが増えれば嬉しいかぎりです。今年も私が撮影した写真を使っていただきました。
I.Ferguson騎手 JCで Iquitos に再び騎乗
今年のバーデン大賞を制した Iquitos(イキートス) は、Nightflower(ナイトフラワー)とともに15日(火)に日本へ渡り、ジャパンカップに出走します。イキートスの鞍上は、バーデン大賞を制したパートナー、I.Ferguson 騎手に決まりました。
GaloppOnline.de で記事が掲載されています。
今年の独ダービー馬 Isfahan は Ohlerweiherhof 牧場で種牡馬入り
今年の独ダービーで Savoir Vivre との激しい競り合いを制した Isfahan は、Ohlerweiherhof 牧場で種牡馬入りします。公式の記事はこちらです。
Protectionist 種牡馬入り Röttgen 牧場へ
2014年のメルボルンカップ、今年のベルリン大賞を制した Protectionist は引退し、Röttgen 牧場で種牡馬入りすることになりました。公式の記事はこちらです。
最低人気の Guignol バイエルン大賞制す
1日(火)にミュンヘン競馬場で行われたバイエルン大賞 Grosser Preis von Bayern(2400m, G1, 3歳上)を制したのは、なんと最低人気の Guignol でした。
1番人気の Savoir Vivre(サヴォワヴィーヴル)と同馬主(Stall Ullmann)、同厩舎(J. Carvalho)ながら、これまで重賞未勝利であったために最低人気の低評価だった Guignol。レースでは、テンポよく逃げ、最終コーナーを回る頃には2番手以下に大きなリードをとって、そのまま長い直線を押し切りました。
懸命に追い上げた2着の Racing History、3着の Hawkbill はともにイギリスからの遠征馬。
今年の古馬戦線で常に上位争いをしてきた Iquitos は、前走のオイロパ賞からの巻き返しはならず4着。こちらの公式の記事によれば、「このあと問題なければジャパンカップへ向かう」と Gröschel 師は語ったとのことです。
2番手追走から5着と敗退した Savoir Vivre はまた来年仕切り直しです。半年後に成長した姿を期待しましょう。
Protectionist バイエルン大賞回避
11月1日(火)にミュンヘン競馬場で行われるバイエルン大賞 Grosser Preis von Bayern(2400m, G1, 3歳上)の出馬表に、Protectionist の名前がありません。
ミュンヘン競馬場の公式ツイッターは「残念ながら Protectionist はバイエルン大賞に出走しません」と伝えていますが、理由はまだ不明です。