Windstoß 今年初のダービートライアルを制す
本日9日（日）にデュッセルドルフ競馬場で行われたダービートライアル Derby-Trial（2200m, L, 3歳）を制したのは、2番人気の Windstoß でした。
1番人気はノヴェリストの半弟 Nerud で、未勝利ながらデビュー戦で Windstoß に先着した素質馬です。レースはその Nerud が引っ張る形となりましたが、直線で Windstoß が力強く脚を伸ばしました。
敗れた Nerud も3着以下を大きく引き離し、力のあるところを見せました。次走はまた人気を集めそうです。
2017年芝競馬シーズン開幕
本日26日（日）、デュッセルドルフ競馬場とマンハイム競馬場にて、2017年の芝競馬シーズンが開幕しました。
デュッセルドルフ競馬場ではさっそく中距離の準重賞 Grand Prix-Aufgalopp 2017（2100m, L, 4歳上）が行われ、9歳の Mighty Mouse が制しました。（写真）
また、デュッセルドルフ競馬場では日本でもおなじみのC.デムーロ騎手が騎乗しました。初勝利はおあずけとなりましたが、同騎手にとってドイツでの騎乗は珍しくなく、近いうちにドイツでの今シーズン初勝利を挙げることでしょう。
シュタルケ騎手 3月に再び日本へ
先週の土曜日にノイス競馬場で久しぶりのドイツ競馬復帰を果たしたシュタルケ騎手ですが、GaloppOnline.de のこちらの記事によると、3月に再び日本で短期免許を取得し、4月にはドイツに戻る見込みのようです。
2017年度ドイツ競馬開催日程
公式サイトにて、2017年度のドイツ競馬開催日程が掲載されています。こちらをクリックしてご覧ください。PDF形式です。
各路線の主要なレース日程を以下にまとめました。ダービーやオークスのステップレースのような、重要な準重賞の日程は後日追加します。
●3歳牡馬路線
4月23日（日）クレフェルト競馬場
Dr.Busch-Memorial（1700m, G3, 3歳）
5月1日（月）ミュンヘン競馬場
Bavarian Classic（2000m, G3, 3歳）
5月21日（日）ケルン競馬場
Mehl-Mülhens-Rennen-German 2000 Guineas（1600m, G2, 3歳）
6月11日（日）ケルン競馬場
Oppenheim-Union-Rennen（2200m, G2, 3歳）
7月2日（日）ハンブルク競馬場
Deutsches Derby（2400m, G1, 3歳）
●3歳牝馬路線
4月17日（月）ケルン競馬場
Karin Baronin von Ullmann - Schwarzgold-Rennen（1600m, G3, 3歳牝）
6月4日（日）ベルリン・ホッペガルテン競馬場
Diana-Trial（2000m, G2, 3歳牝）
6月18日（日）デュッセルドルフ競馬場
German 1000 Guineas（1600m, G2, 3歳牝）
8月6日（日）デュッセルドルフ競馬場
Henkel-Preis der Diana - German Oaks（2200m, G1, 3歳牝）
●古馬マイル路線
5月25日（木）バーデンバーデン競馬場
Badener Meile（1600ｍ, G2, 3歳上）
7月16日（日）デュッセルドルフ競馬場
Meilen Trophy（1600m, G2, 3歳上）
8月31日（木）バーデンバーデン競馬場
Darley Oettingen-Rennen（1600m, G2, 3歳上）
●古馬中距離路線
5月7日（日）ケルン競馬場
Gerling-Preis（2400m, G2, 4歳上）
5月28日（日）バーデンバーデン競馬場
Grosser Preis der Badischen Wirtschaft（2200m, G2, 4歳上）
7月1日（土）ハンブルク競馬場
Grosser Hansa-Preis（2400m, G2, 3歳上）
7月30日（日）ミュンヘン競馬場
Grosser Dallmayr-Preis（2000m, G1, 3歳上）
8月13日（日）ベルリン・ホッペガルテン競馬場
Grosser Preis von Berlin（2400, G1, 3歳上）
9月3日（日）バーデンバーデン競馬場
Grosser Preis von Baden （2400m, G1, 3歳上）
9月24日（日）ケルン競馬場
Preis von Europa（2400m, G1, 3歳上）
11月1日（水）ミュンヘン競馬場
Grosser Preis von Bayern（2400m, G1, 3歳上）
日本で活躍するドイツの血
11日（日）に阪神競馬場で行われた阪神ジュベナイルフィリーズを制したソウルスターリングの母 スタセリタ（Stacelita）は、父 Monsun、母 Soignee（父 Dashing Blade）というドイツでおなじみの血統です。こちらの記事では、「フランケルの勝利にドイツの血が貢献」というタイトルで、ソウルスターリングの血統に触れています。
また、4日（日）に阪神競馬場でデビューしたサロニカの母は、2012年に独オークスを制したサロミナ（Salomina）です。ディープインパクトを父にもつサロニカは、1番人気に応えてデビュー勝ちを果たしました。
ジャパンカップに毎年のようにドイツ馬が参戦し、シュタルケ騎手が短期免許で来日を続けるなど、ドイツと日本の競馬の接点が大きくなりつつある印象です。
ドイツでのジャパンカップ報道
今週は日本の関東地方で降雪があり、その様子がドイツでも公式サイトで報じられました。
Iquitos（イキートス）は絶好の枠を引いた一方で、Nightflower（ナイトフラワー）は不運にも外枠であるという記事も載っており、2400メートルで外枠は不利だろうと見られています。
オッズとしては大穴という扱いの2頭ですが、力を出し切ることを願っています。
JRAのジャパンカップ特設サイトではドイツ馬2頭のプロフィールが掲載されており、これでドイツ競馬に興味をもつファンが増えれば嬉しいかぎりです。今年も私が撮影した写真を使っていただきました。
I.Ferguson騎手 JCで Iquitos に再び騎乗
今年のバーデン大賞を制した Iquitos（イキートス） は、Nightflower（ナイトフラワー）とともに15日（火）に日本へ渡り、ジャパンカップに出走します。イキートスの鞍上は、バーデン大賞を制したパートナー、I.Ferguson 騎手に決まりました。
GaloppOnline.de で記事が掲載されています。
