Gerling-Preis 伏兵Oriental Eagleが大外からの完勝劇
6日(日)にケルン競馬場で行われたGerling-Preis(2200m, G2, 4歳上)は、伏兵Oriental Eagleが文字通り外ラチ沿いから逃げ切りを果たしました。
レースはOriental Eagleが逃げ、1番人気のDschingis Secret(昨年の年度代表馬)や2番人気のWindstoß(昨年の独ダービー馬)は中団に位置する展開。余裕をもって直線を向いたOriental Eagleでしたが、外ラチに向かって走り、内で競り合っていたColomano(昨年の独ダービーで1番人気)やWindstoßと離れた勝負になったものの、振り切って逃げ切り勝ち。衝撃的な内容でした。
なお、Dschingis Secretは7着とシンガリ負けを喫しました。公式の記事によれば、「乾いた馬場は合わない」とAdrie de Vries騎手は語ったようです。
3歳重賞Dr. Busch-Memorialを制したのはミナリク騎手鞍上のKronprinz
本日22日、クレフェルト競馬場で行われた3歳重賞Dr. Busch-Memorialを制したのは、ミナリク騎手鞍上の人気薄Kronprinzでした。1月に逝去したポルク騎手が前走で騎乗していました。ミナリク騎手はきっと特別な想いで騎乗していたことでしょう。
2着は昨年の独ダービー馬Windstoßの半弟Weltstar。偉大な兄もこの時期はまだ準重賞を勝ったばかりでしたから、今後の成長に期待です。
ケルンの独1000ギニートライアルはBützjeが7馬身差の圧勝劇
15日(日)、ケルン競馬場にて独1000ギニーのトライアルであるKarin Baronin von Ullmann – Schwarzgold-Rennenが行われました。
7馬身差の圧勝劇を見せたのは3番人気のBützje。観客だけでなく鞍上のAndreas Helfenbeinをも驚かせました。
Bützjeはこれで4戦2勝。休養前の2歳G3戦では勝ち馬から22馬身離れての6着でしたが、冬を越えて大成長を見せました。
ちなみに、Bützjeとはケルン訛りの方言でキスのことです。
今年最初の重賞を制したのはシュタルケ騎手
8日(日)、Frühjahrsmeileという春の風物詩とも言える古馬のG3マイル戦がデュッセルドルフ競馬場で行われました。6頭立てながら現在のドイツ国内のトップマイラーが集い、今年のマイル戦線を占う一戦となりました。
このレースを制したのは昨年の覇者Wonnemond。最重量の59キロを背負いながらも、鋭い末脚で抜け出しました。鞍上はシュタルケ騎手。ドイツ国内で今年最初の重賞を制し、さすがの役者ぶりでした。
ケルン競馬でPietsch騎手が3勝の大活躍
2日(月)に開幕したケルン競馬で、大活躍を見せたのは Alexander Pietsch 騎手でした。
この日のメインは古馬による2100mの準重賞 Grand Prix-Aufgalopp。昨年11月にG3を制した Veneto はPietsch 騎手を鞍上に2番人気も、蓋を開けてみれば大楽勝。今年のさらなる活躍が期待できる競馬でした。
Pietsch 騎手はこの他にも第2レースと第7レースも勝利。第7レースのゴール前では喜びを表現させました。
2017年の年度代表馬はチンギスシークレット
2日(月)のケルン競馬にて、2017年の年度代表馬、Galopper des Jahres 2017 が Dschingis Secret(チンギスシークレット)であることが発表されました。
チンギスシークレットは昨年ゲルリンク賞(G2)での圧勝を皮切りに、ハンザ大賞(G2)、ベルリン大賞(G1)、フォワ賞(G2)を制覇。凱旋門賞に挑戦もし、年間を通じての活躍が認められました。