イキートス 次走の鞍上はシュタルケ騎手

こちらの記事によりますと、5月28日(日)にバーデンバーデン競馬場で行われる古馬のG2戦 Grosser Preis der Badischen Wirtschaft(2200m, G2, 4歳上)に出走予定のイキートス(Iquitos)の鞍上がシュタルケ騎手に決まったとのことです。

これまで主戦を務めてきた イアン・ファーガソン(Ian Ferguson)騎手が病気のためということで、シュタルケ騎手は代打での騎乗となります。

「シュタルケ騎手には今後も乗ってもらいたいが、彼は所属厩舎との兼ね合いもあるから。」とグリューシェル(Gröschel)師は語っています。

グリューシェル師のコメントを読む限り、どうも一度きりの代打ではなさそうで、ファーガソン騎手がどのような病状なのか気になるところです。

サヴォワヴィーヴル取消 ケルンG2制したのは Dschingis Secret

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7日(日)にケルン競馬場で行われた Gerling-Preis(2400m, G2, 4歳上)は、サヴォワヴィーヴル(Savoir Vivre)が熱発のために出走を取り消し、昨年の独ダービー3着の  Dschingis Secret と6歳のG1馬 Sirius が人気通りの1、2着と固く決着しました。

レースは Dschingis Secret の圧勝で、余裕の手応えから突き抜けました。Dschingis Secret は昨年の独ダービーで3着の後、バーデン大賞で9着と大敗したものの、10月にミラン競馬場でのG3戦を制してシーズンを終えていました。

2着の Sirius が今シーズン2戦目であることを考えると、休養明けで2着以下に4馬身をつけた Dschingis Secret はここでは力が違ったと言えるでしょう。

出走を取り消したサヴォワヴィーヴルについてですが、こちらの記事によると、「昨晩38度の熱が出た」とJ.カルバロ師が語っています。今後は5月28日(日)にバーデンバーデン競馬場で行われる Grosser Preis der Badischen Wirtschaft(2200m, G2, 4歳上)を目標にするそうですが、いきなりイキートス(Iquitos)との対決が実現することになり、間違いなく盛り上がることでしょう。

また、記事の中で、J.カルバロ厩舎所属の Moonshiner について触れていますが、8日(月)にサンクルー競馬場で行われる Prix d'Hédouville(2400m, G3, 4歳上)に出走します。6頭立てで、上位人気になりそうです。

german-racing.hateblo.jp

ケルンG2戦にてサヴォワヴィーヴル始動

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7日(日)にケルン競馬場で古馬の王道路線第1弾、Gerling-Preis(2400m, G2, 4歳上)が行われます。出走馬は8頭です。

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サヴォワヴィーヴル始動

注目は1番のサヴォワヴィーヴル(Savoir Vivre)です。昨年の独ダービーで鼻差の2着の後、フランスでG2ドーヴィル大賞を制覇。凱旋門賞では8着と敗れましたが、3歳では最先着でした。11月のバイエルン大賞 Grosser Preis von Bayern(2400m, G1, 3歳上)では、のちにジャパンカップで7着となったイキートス(Iquitos)を押さえて1番人気に支持されたものの、5着に敗れました。

今回はデビューから2戦手綱を取っていたF.Minarik騎手を鞍上に迎えました。昨年は精神的な幼さを露呈して、レースで力を存分に発揮しきれなかった印象の同馬ですが、4歳になり、ドイツの古馬勢をリードするような大活躍を期待されています。1年前にデビューしたケルン競馬場で、再び輝かしいスタートを切ってほしいものです。

サヴォワヴィーヴルの参考レース

●前走:バイエルン大賞 Grosser Preis von Bayern(2400m, G1, 3歳上)5着

●前々走:凱旋門賞 Prix de l'Arc de Triomphe(2400m, G1, 3歳上)8着

●3走前:ドーヴィル大賞 Grand Prix de Deauville(2500m, G2, 3歳上)1着

●4走前:独ダービー Deutsches Derby - Gruppe(2400m, G1, 3歳)2着

ハクサンムーン半弟 Warring States 独ダービートライアル制す

※ドイツ国内の3歳の主要レース一覧はこちら

1日(月)にミュンヘン競馬場で行われた独ダービートライアル Bavarian Classic(2000m, G3, 3歳)は、ハクサンムーンの半弟 Warring States(父ヴィクトワールピサ、A. Wöhler 厩舎所属)が Enjoy Vijay との激しい競り合いを制して優勝しました。

Warring States は昨年10月にベルリン・ホッペガルテンでのデビュー戦を勝利で飾った後、サンクルー競馬場でG1クリテリウムドサンクルーに挑戦し10着。今回は半年ぶりの実戦でした。

このBavarian Classic には、ノヴェリストの半弟 Nerud も出走しましたが、6着に敗れました。

3番人気の Attica 独1000ギニートライアルの準重賞制す

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30日(日)にデュッセルドルフ競馬場で行われた独1000ギニートライアル Henkel-Stutenpreis(1600m, L, 3歳牝)は、3番人気の Attica が後方から一気に追い込みを決め、本番へ向けて力強くアピールしました。Attica は昨年は1戦して未勝利でしたが、冬を越してからこれで2連勝。すばらしい成長力です。

3戦3勝の Rainbow Royal は単勝1.9倍と圧倒的な支持を集めましたが、ゆっくりとしたスタートから後方を追走し、直線でも伸びを欠いて7着と大敗しました。

伏兵 Dragon Lips 3歳G3制す

※ドイツ国内の3歳の主要レース一覧はこちら

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23日(日)にクレフェルト競馬場で行われた Dr. Busch-Memorial(1700m, G3, 3歳)は、単勝14.7倍の伏兵 Dragon Lips が制しました。

直線入り口で先頭に並びかけ、そのまま力強く加速。最後は2着の Langtang に2~3馬身差をつける圧勝でした。

Dragon Lips はこれが4戦目で初勝利です。デビュー戦では Langtang に9馬身遅れての5着。その後2着と敗れ、休養明けとなった今月4日(火)のクレフェルト競馬でも2着でしたが、やはり一度叩いたアドバンテージがここで生きたと言えるでしょう。次走が試金石になります。