バーデンバーデン競馬を振り返って
遅くなりましたが、今月1~2日に行われたバーデンバーデン競馬写真をご紹介します。
1日(土)のメインは1200mのG3戦Silberne Peitsche。メイダンでのアルクォズスプリントを制したThe Right Manが当然のように圧倒的支持を得ました。
レースではさすがの横綱相撲で抜け出しかけたところで、わずかキャリア3戦目の3歳馬Namosがインから伸びてまさかの差し切り勝ち。前走で初勝利を挙げたばかりの新星の走りに場内は驚きに包まれました。今後の活躍が楽しみでなりません。
また、鞍上のWladimir Panov騎手は1つ前のレースでも勝利を挙げており、関係者たちから大いに祝福される様子が印象的でした。
2日(日)はまずダービートライアルのG3戦が第3レースに行われました。
こちらも波乱で、8戦1勝で最低人気のAcconが強い競馬を見せました。鞍上のJiří Palik騎手は大レースでの騎乗は多くはないものの、今回はインコースをうまくつく好騎乗を見せ、さすがベテランといったところです。
今回のバーデンバーデン競馬のメインといえる古馬のG2戦バーデン経済大賞。
人気を集めたのは、昨年の独ダービーで1番人気に支持されながら3着となったあと、惜敗が続いていたRoyal Youmzainでした。また、一昨年の独ダービーとオイロパ賞を制したWindstoßも惜敗続き。それでもファンの多い馬で2番人気に支持されていました。
レースはまたしても波乱でした。昨年の重賞で惜しいレースが続いていたItoboがMarco Casamento騎手の騎乗に応えて力強く抜け出しゴールイン。7歳にして初重賞制覇となりました。